受験の裏道日記


東京は受験の激戦地である。
そして、そこに挑む受験生も猛者ぞろいである。
しかし、ディベート部のこの男はそいつらとは一味違った。
彼の一風変わった受験体験を参考に(なるのだろうか?)東京受験を考えてみよう。

*作者の意向により語註をいれました


1日目
今日は早昼であった。13時過ぎには名古屋を出、15時少し前には新横浜へ着いた。

個人的には500系をみたかったが叶わなかった。あと、駅弁を買い忘れる。
その後大学の下見に行く。誤って30分ヘッドの快速にかけこみそうになる。
このまま乗っていたら、横浜で東急乗り換えであった。
やはり、発車時にチャイム(というか音楽)がなる。慶應のチャイムはJRの発車ベルに似ているという。今から楽しみである。

菊名で東急に乗る。少し迷う。ここから日吉まで150円である。安い。近いから当然と、このときは思う。
日吉で時刻表をもらう。いつものことだ。その後パスネットを買う。
個人的には3000円のやつがよかった。しかし、1000円のやつを買った。
かんゆうがうざこかった。変なにーちゃんが妙になれなれしく、特に。

下見を終え、ホテルのある蒲田へ向かう。途中、多摩川線に乗り換える。
支線、ワンマンのくせに1時間に6本以上でている。この辺は東京。
ホームにさくがあるのは驚いた。あと、運転手さんが声を出しているがききとれない。
蒲田で降りる。190円だった。思わずなんでやねんと叫ぶ。途中いくつ駅とまった。

このとき、晩メシがないことに氣付く。当初、駅弁を食う予定で、夕食を予約していない。
と思っていると、駅前に東急マートとかいうスーパーをみつける。おにぎりを買う。

ホテルからT(てぃー)にメールを打つ。「悪いが一足先に名大推薦合格決定うれしいやらかなしいやら。」
といった意味のメールがくる。仮面浪人するくらいなら京大受けろよ。と内心ツっこむが、どうでもよい。

その日は9時ごろにねた。
500系
JRWest(西日本)所有の新幹線用車両500系のこと。
山陽区間では300km/hというものすごいスピードでつっぱしる。
東急
東京急行電鉄。初乗りは110円らしい。
多摩川線 8月6日に目蒲線が分離、目黒線と多摩川線に分かれたもの。
東京の支線的存在。因みに全線複線である。
3000円のやつ 首都圏のJRを除く鉄道各社で使えるプリペイドカードであるパスネット。
東急の3000円のパスネットには電車のイラストが描かれている。1000のやつは動物。
T(てぃー) もともと東大志望で京大にのりかえ、センターでミスをしたらしいが、
名大のセンター推薦に受かり来年こそは、とかのたまうやつ。仮面浪人であるがある意味うらやましい。


2日目
4時起床、ひまつぶしに東大模試の化学をとく。2時間たっても、一向にできない。

6時になって、親にたのんでおいたモーニングコール。
だがすでに起きている。朝食をとって弁当を受けとり、日吉へ向かう。
今日は18時までにホテルへ行かないと電童がみれん。終了は17時25分。

校内にはYSKのうち、Y以外の人が応援していた。なんかあはれみを感じた。
その後、一限目の理科へ。

答案、問題が配られる。例のごとく王道のすかし読みへ。(-15分)
物理1はよくある問題だ、と思っているとチャイム。
メロディーはJRのベルに似ているかもしれんが、違う。こんなんじゃない。(0分)
物理1を丁寧にとく。(25分)物理2は(2)の式を間違え、わからず、物理3へ。
これもよくあるタイプ。しかし途中でつまり、化学1へ。(50分)
選択問題なので大体解ける。(60分)化学2はやはり簡単。計算で時間をくう。(75分)
化学3は有機。(1)はすぐにとけるが設問3で、ポリ化合物の構造式を書いてしまう。モノマーなのに。
(2)は不斉炭素原子にてこずるが一応解ける。(95分)
物理2へもどる。(2)のまちがいに氣付き、直してとく。(105分)物理3も面倒な計算をクリア(115分)
その後の見直しで化学2のミスを半分直し、チャイム(120分)。今年は平均高いだろーな。(121分)

昼食、弁当が半分ぶっちゃかりかけていたがセーフ。意外にごうか。少し、ホテルに感謝。
睡眠学習に入る。約5分で目が覚める。数学の時間までボーっとして過ごす。

数学の問題と答案が配られる。透かし読みを実行。(-15分)
表のA1はどこかでやった問題。ありがとう松岡先生と心の中で感謝。うらは組合せとか出てきて無視。(-5分)
その後チャイム。(0分)A1は途中まで完璧。最後で少し詰まる。(10分)
A2へ行き、頭が混乱。(カ)におかしな答えが入る。(キ)で頭が混乱、血管が本当に切れた。
危うく医務室へ連れて行かれそうになるが、かんとくにちり紙を要請し、危機を脱出(20分)
しばらく頭がおかしかったので、あまりとけなかったが、どうにか復活。(60分)
A2、A3、B1、B2を行ったり来たりして問題を解く。B2を「帰納的に〜」とごまかし、強引に進める。(70分)
B1に移り、勝手にロピタルを使うが(2)以降がうまくいかない。締めることにする。(85分)
A2において、冷静に考えた結果、それらしい答えが出る。A3へ。(95分)
特殊な点で考えた結果、Y/XとかX/Y(分数)とかが出てきてとりあえずはそうかくが、面積体積が出せない。(119分)
以降チャイムがなり、英語やらんとこかなーとまで思う。(120分)

英語でも透かし読み(-15分)しかし失敗し、マークシートにある種の望みをたくす。(-10分)
精神を統一し、チャイムをきく。(0分)1,2は普通の問題で快速にとく。(45分)
3は読みやすいが、問題後半の設問がよくわからん。(60分)4はテキトーにとく(65分)
5も、とりあえず流す。(75分)6は適当そうなのを書いてうめる。(85分)その後見直しをし、チャイム(90分)

英語終了後他の教科と同様に、10分ほど座席にしばられている。17時35分、終了。ティッシュを返し、走る。
目指すは39分の電車、4分後の急行より速い。パスネットがあるから切符もいらない、と思っていると、いろいろ配られそうになるが全て無視。しかし塾生新聞まで無視してしまった。
そのことをくやんでいると信号に引っかかる。となりには、新聞を配る大学生(らしき人物)
私はついている。信号は青、後1分。時刻表を反対側で配っていたが既に持っている。
だが、鉄研編集の別バージョンだったらどうしよう。(そんなものがあるのか?)
しかし、当初の予定通り事を進めることが優先。電車には乗れたが、心残りであった。

P.S まんがも見れましたし、なんかうかってました。
東大模試 ここではオープン模試を指す。
YSK 大手予備校の頭文字×3。因みに、早稲田の西門にYの人がいたりした。
(X分) 「大学への数学」をみればわかる。Xは適当な値。
速単(上) 速読英単語上級編のこと。四高の12年度卒生は必修編を全員買っている。
先生達も、これが1番とか言っていたが、下の学年は別の単語帳を用いている。別名、緑の単語帳。
血管が本当に切れた いわゆるはなぢ。
ロピタル ロピタルの定理。
塾生新聞 とてもためになるしんぶん。
鉄研 とてもすごいひとたちがいるさーくる。本も出している。


3日目
今日はオフだ。しかし早稲田の下見も行かねばならん。9時頃チェックアウト。
少し、レストランのシェフとおぼしき人物が寂しそうな顔をしていた。昨日の夕食を食べたのは僕だけだそうだ。

何はともあれ、京急蒲田へ向かう。ホテルを変えない方がよい。荷物が大変だから。
大体、東京は狭い。よほど遠くない限り、同じところに連泊のほうがいい。
次のチェックインは14:00なので、後5時間暇だ。しかも新宿(JR)から8分とは、近いと思っていたが、意外と遠いので注意。
この辺、夜はなんか出歩くべきではない。蒲田とはなんか違う。

さて京急蒲田に行き、タイムテーブルを得る。記念に写真もとる。快特に乗り品川へ。
一番前は非常によい。次から次へと駅を通過してゆく。駅の前では警笛が響き、格好がよい。
品川へつき、山手線へ乗る。別に京浜東北線を使ってもよかったが。その後、高田馬場へ。
歩く。つかれた。足がつりかける。早稲田の時計台の下につく。暇つぶしに総裁へ電話。2分費やす。
以上で下見終了。吉牛へ行き休む。昨日の夕食があまりに大量だったため、並でもよかったと後で後悔。
西武に乗る。この時点でまだ12時半。しばらく、西武新宿にとどまり、写真をとる。レッドアロー号が撮れなかった。

13時。やはりひまなので、とらのあなを探し、うろつく。足が本当につる。その直後とらのあな発見、7Fへ。
ここは新宿店で、あずまんがの複製原画がなかった。池袋だったっけ。4冊程本を買う。
特に8Fではスリリングだった。店でも、足がつりかけた。

その後ホテルへ向かう。14時半。店を出た直後足がまたつる。しばらく、道路のど真ん中で休む。
駅前で、東南アジア系みたいな人に、「イイミセ、アルヨ」などとさそわれる。このとき、こけそうになった。
しかし、持ちこたえたため、逃走に成功。ホテルに着く。

ホテルではひまでした。勉強する気にもなりません。
よって夕食の時まで買った本を読み返してました。何度読んでも笑える本でした。
しかし、夕食の時コーヒーがでたときは少し、というか露骨にいやな顔をしてしまいました。
寝れへんだらどないしてくれるんや。とりあえず、10時には寝ました。

T(てぃー)に、今日の出来事をメールで送ると、あろうことか「そんなことしとってええんか」などと送り返してきました。
なんと、彼は私が遊びに東京へきたと思っていたのです。(実際はそんな感じでしたが)
とりあえず、反撃のメールを出しました。 
東急蒲田 京浜急行の、空港方面への連絡駅。JR・東急の蒲田とは少し離れている。
タイムテーブル 時刻表のこと。timetable、tableには図表とかいう意味もある。
快特 快速特急のことらしいが、東急は特急料金が無いらしい。
ごく一部に座席指定の車両があるらしいが、別料金が要るのはそれだけ、という話。
レッドアロー号 西武の特急車両。
とらのあな 同人誌がものすごく多い。普通のコミックもある。
「イイミセ・アルヨ」 このとき、彼は地下を指差していたので逃走を決意した。
あずまんが ものすごいおもしろい4コマまんが。
コーヒー 科学的に考えて、覚醒作用があるから、こんな時はやめといた方がいいと思われた。
反撃のメール T(てぃー)は自分が名大生であることに誇りをもてようはずがありませんので、そのことに対し、ツッこんでやりました。後日、彼は私大を受けなかったことを後悔します。


4日目
ちょびっつのコミックが欲しかったのですが、本屋がなかったのであきらめました。
あとで「きのくにや」とかいう本屋がその辺にあったことを知りました。コミックは次の日、地元で買いました。

朝、西武を使い西早稲田Cまで行く。途中、おにぎりを買ったが、構内で早稲田弁当が売っていたので少し後悔。
早稲田は透かし読みが出来ないらしい。こしゃくな。

9:30数学開始。チャイム(ビッグベン)とともに本当に振鈴。何のために。(0分)
そういえば、この問題冊子、なんで合図までさわってはいけないのか不思議だ。
裏にはトーンみたいなのがあんのに。(5分)あまりややこしいのはなく、3完2半程度の出来。(120分)

特に何もなかったが、受験番号が次の人を2日前に見た気がする。
昼休みは、トイレが異常にこむ。ドアを空けているのがめんどいので消火器を勝ってに使い、おさえる。

その後英語の時間、なんかよくわからなかったが、テキトーにうめる。(90分)
理科は、全部埋められなかった。(100分)

基本的に、2日前に大失敗的な出来だったので、やる気がなかった。

試験後、ホテルで預けておいた荷物をもらい、東京へ向かう。途中、日本語が通じなかったりした。
しかし、新宿駅(JR)に辿り着く。中央線快速が雪で遅れていたりする。せーれつじょうしゃがとりやめになった。(東京)
その後、新幹線グッズを買い、駅弁を買う。東京にえぞわっぱがあるのは別にどうでもよかった。
本当は、東北新幹線の方にも行きたかったが、何か、ホームが分かれていて、切符が違う。
そして、2回ほど迷う。行きは100系、帰りは300系。300系の9000番台すらみれなかった。

約10時半、家に着く。
明日からは青本をつかっての勉強となるが、本番1週間前からの過去問というのは、役に立つものなのだろうか。

それにしても、よく早稲田もうかってたよなぁ。
ちょびっツ CLAMP先生の新作。週間ヤングマガジンで連載中。
ビッグベン イギリスの有名な時計台。
振鈴 ベルが鳴らされたのは分かるが、誰が振っているのか気になる。
特に何もなかった 近くの人々が、「数学簡単だったな」とか「プレステのコントローラをパソコンにつなぐには」とか「プレクスターの8020は」とかいったことは別にどうでもよい。
300系9000番台 少し、先頭車両の外見が違う300系。
青本 過去問集。他に緑本・赤本・黒本等があり、出版会社によって色が違う。




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